いま離婚を考えている方や離婚に向けて進んでいる方は、全てが終わった後に「果たして自分は離婚を乗り越えることができるのか」と不安に思うことはありませんか?
わたしも離婚後は、離婚する前には思ってもいなかった感情や現実がやってきて、それらに戸惑った経験をしました。
ですが、いまでは離婚した事実をしっかり受け止めて、前に進むことができています。そして、新しいことや出会いに対して、毎日わくわくして過ごせています。
今回は、離婚で理不尽な経験をしたわたしが、どうやって苦しみを乗り越えることができたのかを解説します。
・結婚生活3年以内で離婚を経験した。
・子供の親権をめぐって元妻と約1年間、調停で争い、最終的に親権を取られる。
・現在は毎月4万円の養育費を支払いながら、子供とは月に1回面会している。
・現在は、幸福度が高い生活ができている。
これから臨む予定の離婚協議や調停、または離婚後の気持ちの切り替えなどに対して不安に思っている方の力になれればと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。
親権を失った離婚がもたらすもの
まず、離婚がもたらす現実について、わたしの実体験を例にあげて解説します。
子どもの成長を日々見守ることができない
わたしは離婚当時、2歳だった子供の親権をかけて元妻と争った末に、親権を取られました。
その結果、子供と会えるのは月に一回の決まった曜日の決まった時間帯だけとなり、子供との日常的な関わりを、わたしは世の中の普通の父親のように経験することが二度とできなくなりました。
例えば、クリスマスイブに寝ている子供の枕元にプレゼントを置いて、翌朝に子供が驚いて喜ぶ顔を見ることなどはできないのです。
他にも、「学校の勉強を教えてあげたかった」とか、「自転車に取る練習に付き合ってあげたかった」など、挙げるとキリがありません。
子供の日常にわたし自身が居てあげられないことは、離婚によってもたらされた最も辛い現実でした。
毎月支払う養育費
親権をもたない方は、持つ方に対して子供の養育費を支払う義務があります。
この養育費、そもそも「離婚相手に支払うことが腹立たしい!」とか、「子供と会うための費用に思えて、とても嫌な気持ちになる」などと思う方もいるでしょう。
ですが養育費は、支払う親の義務であると同時に子供の権利です。しかし子供には金銭の管理ができないため、結果的に親権を持つ方が管理しているに過ぎません。
わたしとしては、養育費というものは子供がちゃんと毎日食べていくため、また、教育を受けるために必要なものと考えています。
そのため、頭で納得することで、現在も支払い続けられています。
周りの目(結果的に気にならなかった)
離婚する前は、結婚を祝ってくれた親や友人、会社の同僚や上司に、離婚についてどう説明すればいいのかと不安になっていました。
ですが、実際に離婚をした報告をすると、大体全員から「おつかれさま、大変だったね」という言葉が返ってきました。
結婚を祝ってくれた人たちが望んでいたのは、夫婦としての幸せではなく、わたし自身の幸せだったのです。
つまり、わたしと同じようにあなたが離婚したいほど辛い状況なら、あなたのまわりの人たちはそこから脱しようとするあなたを応援してくれるはずです。
また、現在は結婚した約1/3が離婚するとまで言われていますし、離婚はそれほど珍しいことではありません。世間体のために自分を殺す必要はないのです。
周りを気にして現状を維持するのではなく、自分自身の幸せのために決断することは、選んでもいい選択肢だと考えています。
離婚を乗り越えたワケ1 5つの幸福な要素を得た
わたしは離婚によって、夫婦生活と子供との日常を失いましたが、以下のものを手に入れました。
これらがわたしの人生の幸福度を高め、結果的に離婚を乗り越えるための大きな力となりました!
こちらの記事で上記5つについて詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください!
離婚を乗り越えたワケ2 子供には定期的に会える事実
離婚で親権はなくなりましたが、子供には会えています。毎回会うたびに、新鮮な一面を見せてくれます。
でも、逆に毎日一緒に過ごしていたら、この新鮮な気持ちを感じることはなかったのかもしれません。
子供と会える時間が月に一回しかないからこそ、「〜で遊んだ」とか、「〜に連れて行った」などのふとした思い出が、わたしにとっては全てかけがえのないものになっています。
そして、限られた日しか会えないからこそ、面会日を子供にとっても特別な一日となるように、その日なにして遊ぶか計画することが毎月の楽しみになりました。
月1しか会えないからこそ、100%の愛情で子供と接することができています。子供の頃、たまに遊びに行く田舎のおばあちゃん家が居心地よかった理由がいま分かりました!
離婚を乗り越えたワケ3 離婚は「強くてニューゲーム」であると知った
一度離婚を経験した人は、現在独身の人、結婚にあこがれている人、結婚生活を送っている人などと違い、結婚生活のいいところも悪いところもすべて知ったことになります。
あなたは人生における貴重な経験を積んだ状態で、独身に戻ったのです。これはつまり、RPGで言うところの強くてニューゲームではないでしょうか。
例えば30、40代で離婚したのであれば、残りの人生40~50年の方が長いので、今度はその経験を糧にして自分の幸せのために行動してみるのはどうでしょう?
もしも、また誰かと結婚したいと思うのであれば、離婚の経験を活かして、今度こそ自分にぴったりの相手を探せばよいのです。
人生は、何歳からでもやり直せる。離婚は終着点ではなく、新しい人生のスタートです。
もしもわたしのように子供がいるのであれば、あなたは次の代に子孫を残したという人生の一大経験をもう済ませたことになります。
親権がないので、自分の時間はたっぷりあります。こうなったらもう開き直って、これからは自分の幸せのために生きて、人生を楽しむのです。
これは、子供を連れ去られた当時では、考えもしなかったことでした。
離婚を乗り越えるために、男がやるといいこと
ここからは、これから離婚に臨む方向けに、わたしが実際にやったおすすめの「離婚を乗り越えるためにやるといいこと」を紹介します。
1人でいないこと(重要)
これから離婚に向けて協議や調停を行っていく際に、1人でいることはおススメできません。なぜなら、1人でいると不安や苛立ちの気持ちをつい抱え込みがちになるからです。
そんなときに、感じたことや思ったことを吐き出せる人のところに身を寄せることで、気持ちに整理が付き、冷静に考えて行動できるようになります。
協議や調停においては、わたしの経験上、感情的になると基本的に不利になるので、冷静さはとても重要な要素です。
わたしのおススメは、実家の家族や信頼できる友人を頼ることです。そして、彼らの前で自分の素直な気持ちを打ち明けてみてください。
そうすれば、きっとあなたの味方になってくれるはずです。辛いときにこそ、誰かを頼ってください。
安心できる場所で気持ちの整理をつけたら、美味しいものを食べて、一晩十分に眠ることです。これからのことはそのあと考えましょう。
筋トレする
不安や苛立ちで眠れないときは、筋トレをしてみましょう。しばらく動かしていない身体は、ちょっとの筋トレですぐに疲れが来ますから、すぐに眠れるようになるでしょう。
そして、ぜひこの機会に筋トレを日課にしてください。身体を鍛えていると、体力と忍耐力が鍛えられますし、身体を健康な状態に保つことができるようになります。
離婚後に1人で人生を楽しむ場合も、誰か新しいパートナーを探す場合も、健康は重要なので、いまのうちに十分備えましょう!
普段から筋トレを習慣にしている場合は、離婚の最中であっても、その習慣を決してやめないようにしましょう。
新しい趣味と仕事
離婚協議や調停の期間中は、なにもしていないときはそのことで頭がいっぱいになり、不安や苛立ちの気持ちがふとした瞬間にこみ上げてくることが多々あります。
そんなときは、新しい趣味や仕事に打ち込んで、いい意味で現実逃避を行いましょう。そのような際に始めた趣味は、きっと大いに捗ることでしょう。
例えば、いままで試したことのなかった本や漫画、アニメや映画に触れてみたり、これまで踏ん切りがつかなかった新しい趣味や仕事に手を出してみるのです。
わたしの場合は、離婚調停中に始めた株式投資や資産形成の勉強が今ではライフワークとなり、人生の目標の1つになりました。
離婚を乗り越えた先は、新しい人生のはじまりです
離婚をしたからといって、人生が終わるわけではありません、離婚とは、人生の一区切りであり、同時に新しい始まりです。
そのためにも、まずは乗り越えた先にあるスタート地点に立って、新しい出来事や出会いにわくわくした一度しかない人生を歩みましょう。
せっかくなら、楽しんだもの勝ちです!
これから苦しい大きな人生経験を積むあなたなら、それを乗り越えた先でこの先何が起こってもきっと大丈夫ですよ!
ではではまたまた!
コメント
ブログ拝読し、とても勇気づけられました。私は主さんよりも年上ですが、現在似た状況にあります。いろいろ発信されてて、素晴らしいです。イキノビルドというブログタイトルもとても共感が持てました。腐らず前向きに生きようとする姿勢、素晴らしいと思います。私も頑頑張ります。これからも参考にさせて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。
じみへんさん
コメントをありがとうございます。とても励みになります!
離婚はつらいですよね。
わたしにとって、離婚は子供との時間の喪失や心身への大きなダメージもありましたが、その中でも反省すべき多くの学びや、それによって出会えた縁もあったので、今のわたしを形成する大切な要素となりました。
こうして発信する場を作ったことも、わたしが前向きに行動するためのモチベーションに、大いに役立っていると感じています。
これからも、わたしと同じような境遇の方に共感していただけるような、生き延びるためのビルドを提供していけたら、と思っております!