離婚してしまった・・・、もう幸せな人生を過ごすことは出来ないんだ・・・、人生終わりだ・・・。
と考えていませんか?実は、30代の男にとって、離婚は人生の終わりではなく、新しい人生のはじまりです。今回の記事では、30代の男は離婚しても幸せに生きることができるという事実を、わたしの実体験からお話しさせていただきます。
わたしの実績!
・結婚生活3年以内で離婚を経験した。
・子供の親権をめぐって元妻と約1年間、調停で争い、最終的に親権を取られる。
・現在は毎月4万円の養育費を支払いながら、子供とは月に1回面会している。
・現在は、幸福度が高い生活ができている。
すでに離婚を経験されて精神がぼろぼろになっている方や、離婚を考えているけど離婚後の人生に不安を感じている方にとって、この記事は未来を照らす光になるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください!
30代 男 離婚の概要
わたしの場合、離婚の理由は一言で表すと「価値観の違い」です。具体的な理由は別の記事で詳しくお話しするとして、結果的に結婚生活は3年弱で終わり、子供が生まれてからは1年と3か月後の離婚となりました。
わたしは別居から離婚まで約1年かかりましたが、これは一般的な離婚までの期間と比較すると長いケースだと、お世話になった弁護士さんに教えてもらいました。通常の「離婚調停」であれば、調停の回数は2~3回で終わるものらしいのですが、わたしの場合は6回と、2倍近くかかりました。
6回もかかった理由は、うち4回の調停は、娘の「親権」を取るために元妻と争ったからです。しかし、男が親権を取るのは容易ではないことが調停が進むにつれて明らかになり、最終的に親権は元妻のものとなりました。
そして、最終的に娘が20歳になるまでわたしが支払う「養育費」と「面会交流の取り決め」が調停調書でなされ、わたしと元妻の離婚調停は終了しました。
文章で書くと割とあっさりしていますが、すべて終わるまではなかなか辛い日が続きました。
30代 男 離婚後の生活
離婚時に作成した調停調書で主に決まったことは下記の2点で、わたしの今の生活スタイルの根幹となっています。
娘が20歳になるまで、毎月4万円を娘名義の口座に振り込む
親権が決まった後、調停におけるもっとも重要な取り決めは、養育費でした。親権を持たない方は、子供が20歳になるまで毎月養育費を支払う義務があるのです。
その額は、あらかじめ決められた算定表に基づいて決定されます。わたしの年収を縦軸、元妻の年収を横軸として、表をたどった養育費の範囲内で、支払う額が決まります。算出した当時のわたしの年収と元妻の年収は、以下のように交わりました。
わたしの年収が約530万円、元妻の年収が約300万円で計算された結果、表より4~6万円の範囲の下方に位置付いたので、わたしの支払う養育費は月4万円と決まりました。
ただし、離婚時の子供の人数と年齢によって、算出に使う表の種類が異なるので注意が必要です
なお、調停調書には養育費の振込先口座を指定できるので、わたしは娘名義の口座を指定しました。元妻の名前よりも「娘」名義の口座に振り込む方が、支払う気持ちに大きな差が出ると思ったからです。
結果的にこの判断は正しく、振り込んだお金の管理を、結局は元妻が行っているとしても、「このお金は娘に振り込んでいる」という気持ちをずっと保ち続けられています。
娘とは月1回、面会する
娘とは月に1回、決まった週の土曜日に面会することが決まっています。当初、わたしは調停調書の内容を決める段階で、「月2回以上、面会する」取り決めをしたかったのですが、元妻がどうしてもそれを了承せず、最終的に月1回に落ち着きました。
この月1回の面会をわたしは毎度楽しみにしていて、面会日には同居している父母はもちろん、妹夫婦、わたしの祖父母も集まり、全員でワイワイと実家で楽しく過ごすのが恒例行事となっています。娘にも楽しい雰囲気が伝わっているようで、いつもニコニコしてくれています。
わたしは面会の土曜日は他の予定や仕事が入らないように、毎月細かく調整しています。ただ、このように調整をしても、娘が風邪をひいたり、最近だとコロナウイルスが県内で爆発的に流行ったときなどは、予定が流れたこともありました。
そのような場合は、元妻と最低限の連絡を取って、日程を再調整しています。それができるのは、調停調書内に「やむを得ない理由で面会できなかったときも、予定を再調整する」という取り決めがあるからです。
離婚後の約束を決める「調停調書」がいかに大切か、実感しています。
そのような取り決めを調停調書でしていないと、以下のような不都合が、離婚後に発生する可能性があります。
言った言わなかったの問題にならないように、ちゃんと離婚後のルールを決めましょう
弁護士さんのアドバイスに従ってしっかり決めたおかげで、調停調書はわたしにとって大きな安心材料になっています。
30代 男 離婚「前」と「後」の気持ちの変化
離婚前と、離婚が完了した現在とで、わたしの元妻に対する気持ちは大きく変化しました。
離婚前の調停中の気持ち
調停中の約1年は、基本的に次の調停時にどんなことを発言するかを考えたり、弁護士さんに相談する内容を文章にまとめたり、あまり気が休まりませんでした。しかも、
調停で元妻のアラを徹底的にあげてやる!
勝手に出て行ったくせに婚姻費用を請求してくるとは! どれだけ面の皮が厚いんだ!
というマイナスな気持ちが頭の中で湧き続けました。しかし、それを爆発させては調停員さんの心証も悪くなるし、将来的に考えても良い結果にならないことは頭ではわかっていたので、どんなことがあっても冷静にいることを第一に考えていました。
そんなとき、他のことに夢中になりたいという思いから、半ば勢いで始めたのが株式投資だったりします。
離婚後が完了した現在の気持ち
現在はというと、わたしの心は非常に穏やかです。調停調書での取り決めはしたもののちゃんと約束が果たされるか最初は不安だった娘との面会も、いまのところは問題なく行われています。
それに加え、月に1回会える娘の成長を、会うたびに実感できることがうれしいのです。そして、調停中に感じていた元妻に対する憎しみの気持ちも大分収まってきました。むしろ
あちらも毎日、娘の育児に大変なんだろうな・・・・
と思うくらいの心の余裕を持つこともできるようになりました。このようなことは調停中には考えることもできなかったので、わたし自身も驚いている変化です。
30代で離婚した男が、離婚後に得たもの
離婚によって、わたしは人生を共に歩んでいくと一度誓ったパートナーと、娘の成長を身近で見守る機会を失いました。しかし、決して失ったものばかりではありませんでした。
有り余る時間
元妻と娘と3人でアパートに生活していた時は、帰宅したら夕食の準備、洗濯、娘を風呂に入れると、あっという間に寝る時間になるという目まぐるしい日々でした。
現在は実家暮らしのため、料理や洗濯は母と2人で協力して行うことが多く、掃除や家のメンテナンスなどの力作業は父と協力して行います。同居者が多い分、負担が分散されることはとても楽です。
平日であっても家に帰ってから毎日約2時間の自由な時間を確保できるようになり、その時間をブログや資産形成に使うことができており、毎日とても有意義に過ごせています。
自由な行動、自由な生活
アパート暮らしのときは、どこかへ出かけるにも、毎回、一方の了承をもらう必要がありました。なぜなら、その間、家に残る方はワンオペで育児や家事を行う必要があったからです。そのため、友人からなにかの誘いがあった時も
ちょっと相談させて・・・!確認してからまた連絡する・・・。
そして元妻に相談しても渋い顔をされて、両手を振って出かけることに躊躇してしまうことも多かったのですが、今は「飲みに行こう」と誘われると
行く!(この間0.001秒)
と、すぐに返事をすることができます。このフットワークの軽さこそ、独身者の強みです!
1人を喜ばせるために全力になることができる
調停調書のルールに従い、娘とは月に1回しか会えません。ですが、わたしは月1回毎に様々な準備をして、面会日には娘を思いっきり楽しませるために全力になることができます。
前日に仕込んだ料理で娘をもてなしたり、娘の誕生日には実家のリビングをデコレーションして驚かせたり、公園で娘と思いっきりはしゃいだり、普段一緒にいてあげられない分、面会日には120%以上のフィジカルを発揮して、毎月、娘と思い出を作っています。
月に1回しか会えないことは、今でも満足はしていませんが、その分、価値のある時間を過ごすことができていると感じます。そして、たった1人を喜ばせるために毎月毎月準備をして、そのたびに全力になれることなんて、人生においてなかなかない貴重な体験なのではないかと思っています。
自分の好きなことにお金を使える余裕が生まれた
夫婦生活中は、共働きではありましたが貯金はほとんど貯まりませんでした。その原因は、生活費を元妻が支払ってくれなかったからです。
これは、離婚原因の一つでした。
そして、そのような状況でも家計簿はわたしがつけていたこともあり、どれだけ節約をしても蓄財することができないストレスを悶々と抱え続けていました。
現在は、養育費と実家に入れるお金以外は、わたしが自由に使うことができるので、それを使って資産形成を行っています。資産形成にとって重要な「入金力」を増やすための「収支の見直し」も、すべて自分で管理して決めることができるので、それがとても楽しいです。
そして今は、「将来に向けた資産形成」と「月3万円の配当金を得る」という2つの大きな目標に対して全力で取り組めており、それが日々の活力とモチベーションの源泉になっています。
ちょっとのことでは落ち込まない精神力
別居から離婚が確定するまでの1年は、わたしのこれまでの人生の中で最も辛い時間だでした。調停の前後は心がざわついて眠れない日が続いたり、1人の人間に憎しみを燃やし続けた結果、心がぼろぼろに荒みました。
しかし、このような経験を通して、わたしの中で変わったことは、「人に期待してはいけない」ということです。調停前後の心のざわつきも、憎しみの気持ちも、結局は「相手が自分の思った通りにならないギャップ」からくるものでした。
今では、仕事やプライベートで人間関係に悩みそうになった時は、相手に対して過度に期待しないことによって、
人って分かり合えないことが1つや2つあるから、仕方ないよね
よし、ちょっとこっちが歩み寄るか!
と、気楽に考えることができるようになりました!また、多少辛いことがあっても「離婚前の1年間よりは、ずっとましだ!」と思えるようになったので、1年前よりも明らかに精神力が強くなったと実感しています笑
30代で離婚した男ですが、今は幸せです
離婚によって「世間一般の幸せ」からは離れてしまったわたしですが、以下のものが手に入り、今は自分自身にとっての幸せを掴んでいます。
逆に、離婚を経験したからこそ、結婚前には当たり前のように思ってしていたことに対して、これまで感じなかった幸せを感じられるようになりました。
特に、「有り余る時間」、「自由な行動、生活」に関しては、「結婚生活+子育て」を経験したことがある人にしか分からない幸せであることは間違いありません。
今後も、離婚の経験から学んだことをどんどん発信していく予定です。乞うご期待!
ではではまたまた!
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