給料が上がらない残酷な日本で生き延びる方法とは?

資産形成
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社で仕事を頑張っているのに、給料が全然上がらない!と嘆いていませんか?会社に尽くしているのにそれが報われないとなると、仕事もモチベーションも下がる一方ですよね。

でも、働き盛りの20、30、40代の給料が上がらないのは、あなた個人の努力ではどうにもならない残酷な事実があるのです。

この記事では、あなたの努力だけではどうにもならない日本の給料が上がらない根本的な理由と、そんな日本でこれから金銭面で生き延びるにはどんな対策をすればいいのかを解説しました。

わたしの実績!

・婚姻費用・養育費を払いながら、資産形成歴1年以上

・現在、収入の約6割を資産運用に回している

・お金にも心にもストレスがなく、充実した毎日を過ごしている(ブログも私生活も楽しい)
・年収は大体500万円程度

会社で働くことに対してモチベーションが下がっている方や、給料が上がらないことに将来的な不安を感じている方の道標になればと思い書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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30年間上がっていない日本人の給料

日本人の給料の平均額は、436万円です。実は、もう30年近く上がってないのです。こちらは、給料の上がり率について、先進国と日本を比較したものです。

実質賃金指数の比較(クリックで拡大します)出典:全労連「実質賃金指数の推移の国際比較」https://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2018/180221_02.pdf

さらに分かりやすく、OECD(経済協力開発機構)が2020年に発表した各国の平均賃金を示したグラフが、こちらです。

米ドルベースで比較した、国ごとの平均賃金比較
(クリックで拡大します)出典:https://www.oecd.org/tokyo/statistics/average-wages-japanese-version.htm

海外と比較すると、日本の給料がいかに低いか分かります。では次の項目から、日本の給料が上がらないのかについて、理由を解説します。

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給料が上がらない理由① 労働組合が弱くなった

毎年、春闘という賃上げ請求がされていますが、そのほとんどが形式上のもので実際はほぼ機能していません。なぜなら、今の日本の労働者の立場はものすごく弱いからです。

でも、いまから50年くらい前の高度成長期には、今とは逆に日本の労働組合の力は強く、最大で前年比30%の賃上げを会社から勝ち取ったこともあったそうです。

いまから50年前の、会社と労働組合のやりとり

しかし30年ほど前から会社が海外進出を始めたことによって、会社の生産活動の主力が海外の安い労働力へシフトした結果、(その当時は)給料の高かった日本人の労働者は重用されにくくなりました。

海外に生産拠点を進出させたことで、安い労働力を獲得した企業

大きな会社ほど海外に生産拠点が多くあるのは、日本の人的コストが割高になったことによるものです。

会社が海外の労働力に頼る選択肢ができたことで、労働組合は会社に対して強く出れなくなってしまいました。これが、昔のように賃上げがされずらくなった理由です。

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給料が上がらない理由②「安いもの」がいいものという考え方

日本には根本的に、「良いものは安くなければいけない!」という文化が根付いていると感じます。本来であれば会社が品質や付加価値の高いものを作ったとしても、市場よりも値段が高ければ、なかなか新規参入することが厳しいのです。

そのため、会社は熾烈な値下げ競争を行って稼ぎを削り続けた結果、安いものだけが市場に残り、会社が儲かりにくい仕組みが市場に根付いています。

その結果、会社に勤める社員の給料が上がらないという悪循環に陥っているのではないかと感じます。

かく言うわたし自身も、モノを買うときの判断として「安さ」を先行してしまいがちです・・・

なので、サービスの生産者であると同時に消費者でもあるわたしたち一人一人が、良いものにはそれに見合う価格が付いていることを意識することが必要です。

その結果、良いものには然るべき対価を支払うことで、価格が上がり、会社は増えた収入を社員に還元できるようになります。

でも、それを買うためのお金がないんだ!ってことですよね。分かります・・・。

給料が上がらない理由③ 会社を解雇されないかわりに給料が上がらない

給料が上がらない要因として、日本の会社では労働者の雇用が守られすぎています。

これは、30年ほど前の企業の海外進出以降、労働組合が会社に対して、賃上げ請求から雇用の保証を求める方向にシフトしたことが理由です。

現在の、会社と労働組合のやりとり

それによって、日本の会社では一度雇うと辞めさせにくい「義理と人情の文化」ができあがりました。

これはやさしい文化とも思えますが、これこそが皮肉にも給料が上がらない一因となっており、雇用を守るようになった結果、会社は成果の出ない社員の雇用も守る必要が出てきました。

これがアメリカなどの海外であれば、成果の出ない社員はすぐに減給、最悪ならば解雇ですが、日本の場合は仕事の成果が上がらない社員の給料は、本来は仕事を頑張って報われるはずだった人の給料を減らすことで支払われています。

なぜなら、会社が社員に支払う給与の原資は限られているので、頑張っていてもいなくても原資は分配されてしまうのです。

給与が正常に行き渡らない構造

頑張っている人からしたら「たまったもんじゃない!」話ですが、大きな企業であればあるほど、「働かないのに給料もらっている不思議な人たち」は多い傾向があります。

わたしの会社にも、明らかに仕事の質が低いのに、わたしの1.5倍近い給料をもらっているおじさんがいますね。

その結果、会社で成果を出している20、30、40代へ、行くはずの給与の原資が十分に行き渡らない状況が発生しています。

ちなみにわたしたちの上の世代こそが、ちょうど上記で述べた30年前に賃上げ要求によって給料が上がった世代の人たちなので、その人たちの給料が高いのも納得ですね。

給料が上がらない理由④ 一度給料を上げると、下げにくい

また、日本の会社では成績が悪い社員がいても、減給までされるケースはほとんどありません。つまり、一度上がった給料は下がりにくいのです。

これは日本の会社がこれまで長く実施してきた、勤続年数によって給料が上がる「年功序列制度」が足枷になっています。

本来ならば「仕事の質が低い社員の給料を下げる」のは、常日頃からコストを考える企業の経営にとっては当たり前の判断となるはずです。

頭ではわかっていても行動できないのは、勤続年数の長い社員を大切にする日本の「義理と人情の文化」によるものでしょう。

そのため、好成績を残した社員に報いたいと頭では考える会社側も、給料を上げることに及び腰なのも自然の流れなのかもしれません。

成果を残したらしっかり給料は上げる。逆に成果が悪ければその分給料は下げることが簡単にできる仕組みが機能するようになれば、変わるかもしれませんね・・・

給料が上がらない日本で生き延びるには

日本の給料が上がらないのは、これまでの歴史的な背景による日本の会社の体質と文化によるものが多いです。

しかし実際、この体質と文化によって雇用が守られ、日本は先進国の中では低い失業率を保っていることは事実です。

ですが、このままでは本当に頑張っている人が報われないままであり、私たちのような働き盛りの20、30、40代の給料は上がらない一方です。

そんなの、いつ改善するの?僕たちの未来は暗いままなの!?

こんな国おしまいだ。日本を脱出したい! 海外に移住したい!

と考える方もいるでしょう。とはいえ現実的に海外に行くってとっても難しいですよね。そんな中、税金も増えていく。。。わたしたちはこれからずっと金銭面で苦しまなければならないのでしょうか。。?

ちなみに海外は海外で日本とは比較にならない厳しい成果主義による競争社会で成り立っているので、海外に行ったからといって多くの方が安泰とはならないでしょう。

そこで、給料が上がらない日本で、これからわたしたちのような20、30、40代が金銭面で生き延びる為に何をすればいいのか、対策を以下にまとめてみました。

給料の上がらない日本で金銭面でこれから生き延びるための対策 3選
・会社だけに頼らず、給料以外の収入を得る
・月の支出を見直す
・インデックス投資による資産形成で将来に備える

会社だけに頼らず、給料以外の収入を得る

近年は本業以外でもお金を稼ぐ方法はたくさんあります。例えば副業によって給与以外の収入を得るという方法です。

自分の努力でプライベートの時間を副業に活用することで、収入はもちろん会社外のつながりも生まれ、日々の生活に張りが生まれます!

でも、副業をするためのスキルなんてない!

毎日の仕事で手いっぱいで、副業なんてする時間が取れない!

プライベートは休みたい・・・。働きたくない・・・・。

という方には、おすすめの方法があります。

それは、高配当投資によって定期的な配当収入を得るという方法です。

特に、米国の高配当ETFは、安定した配当収入(インカムゲイン)と、ETF自体の値上がりによる将来的な売却益(キャピタルゲイン)のふたつが同時に狙える投資先です。

高配当ETFを毎月積み立てるだけで配当収入がその分増えていくというシンプルな方法なので、再現性が高く、誰でも簡単にはじめることができます。

副業のように高度な知識やスキル、時間も不要ですし、会社が副業を禁止していても実施可能なので、オススメです!

月の支出を見直す

副業や配当金投資よりも、簡単に手元に残るお金を増やす方法があります。それは支出を見直すことです。

たとえばあなたが毎月、大して使いもしないサブスクや、勧められるがまま加入した保険に対して月1万円を払っているとしましょう。

そうすると、1年で12万円、10年で120万円の損をしていることになります。これらを解約することで逆にあなたの手元には、これだけのお金が残ることになります。

会社ではどんなに仕事を頑張っても年間1万円の昇給すら難しいことと比べると、支出見直しは自分の判断なので、とても簡単で労力がかかりません。

わたしは支出の見直しで、月に約2.5万円が手元に残るようになりました!

インデックス投資による資産形成で将来に備える

将来的に賃金が上がらないのなら、今のうちに自分で資産形成をして将来に備えておくことが必須です。

そこで、投資期間が長ければ長いほど資産増の恩恵を受けられるインデックス投資をはじめましょう!

たとえば、毎月5万円を貯金ではなく利回り5%の投資信託で20年運用した場合、将来的に資産は2,000万円を超えます。

毎月5万円を20年間積み立てた場合のシミュレーション(クリックで拡大します)出典:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/

単純な貯金では金利が0.001%程度に対して、インデックス投資ならば一般的に年利3〜5%は見込める可能性が高いので、持て余しているお金は投資で増やしましょう。

わたしも、インデックス投資を毎月10万円分、投資信託で積み立てて、30年後に備えています!

ちなみに、なぜ普通の株式投資ではなくインデックス投資なのかというと、インデックス投資は難しい投資スキルや経験を必要としない、再現性があって誰でもすぐに始められる投資手法だからです。

大勝ちと大負けで一喜一憂しない、ストレスのかからない投資こそが、長期的に資産を築く1番の近道です!

会社に頼らない収入源の確保と資産形成が、将来の不安を消す

人生はお金がすべてではありませんが、お金に余裕があれば、美味しくて健康的な食事がしやすいですし、空調が完備された快適な家に住むことも簡単にできます。

また、「なにかに挑戦したい!」と思った時に、少なくても金銭面で躊躇することは無くなるはずです。自分自身の趣味にお金をかけて、心を満たすのもいいでしょう。

お金は「心の余裕」と「心身の健康」、「自分の可能性」を広げてくれる存在であることは間違いありません。

給料が上がらないと悩んでいる方は、以下の方法を試してみてください!特に、高配当投資とインデックス投資による資産形成は、難しい投資スキルや経験がなくても、簡単に誰でも始めることができます。

給料の上がらない日本で金銭面でこれから生き延びるための対策 3選
・会社だけに頼らず、給料以外の収入を得る
・月の支出を見直す
・インデックス投資による資産形成で将来に備える

わたしはこれらの対策をすべて実行中です!実施した成果はこれからブログで順次報告していきますので、楽しみにしていてくださいね!

給料の上がらない日本で生き延びる為の行動を、今日から早速はじめましょう!
ではではまたまた!

高配当投資の方法の紹介記事は、こちら!

おススメの投資信託による、インデックス投資の紹介記事は、こちら!

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