【名作映画紹介】”本当の親友”の意味とは【ネタバレなしで語るStand by meの魅力】

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おはようございます! こんにちわ! こんばんわ!
ナカヤマアオです。


前回、「私のやる気を底上げしてくれた、良い習慣 3選というタイトルで
記事を書きました。

今回は、「私が実際に観て心が動かされた名作映画の一つである、
Stand by meの魅力を、ネタバレなしでご紹介します。
この記事を読めば、きっと週末に観たくなります!

公開年1987年
監督ロブ・ライナー
出演ウィル・ウィートン
リヴァー・フェニックス
コリー・フェルドマン
ジェリー・オコンネル
キーファー・サザーランド
上映時間89分

主題歌は、皆さん一度は聞いたことのある曲だと思います。
「ウェンザナイッ ハズカーム」っていうあの曲です!
曲名はもちろん、「Stand by me」です。
ちなみに私の小学校では、音楽の時間に歌わされました笑

記事を読んだら、得られるもの
・Stand by meを観たいと思う強い気持ち
・昔の友人との思い出の尊さ
・”本当の親友”の意味

Stand by meの魅力

こんな友達いたよな〜 欲しかったな〜感

物語の主人公である4人の少年たちの紹介を、私流にやってみました。

ゴーディ 物語の語り部。 両親を含む周りの大人たちから、出来のいい兄(故人)と比較され、劣等感を抱いている。
クリス 友達思いで正義感が強い。しかしアルコール依存症の父親と不良の兄によって家庭がすさんでおり、将来を悲観している。
テディ 出兵先で精神を病んだ父親に虐待されており、耳をストーブで焼かれたことがある。それでも父親のことは尊敬しており、父親のことを侮辱されると激高する。
バーン のろまで話の腰を折る癖があるため、3人からいじられている。さらにヘタレだがどこか憎めない存在なので、4人の中では癒し担当か。

まず4人とも、家庭や環境になんらかの問題を抱えています。
特にクリスは、周囲の環境によって本人には問題がないのに社会的信用がなく、
学校の集金をくすねた罪まで着せられています。
(12歳の少年が背負っていい業を軽く超えていますね・・・・。)

そんな境遇な彼らだからこそ惹かれ合うものがあったのか、4人は仲のよい友人であり、
彼らの感情のままのじゃれ合いこそ、この映画の大きな魅力の一つとなっています。

小学校や中学校の頃に友人とやり合ったような、軽い貶し合いや小突き合いを、
4人は作中で何度も繰り返します。

その様子が、どんなに罵り合っていても本当の意味では憎しみ合ってはいない感が、
よく伝わってくるのです。

馬鹿にされたらやり返したり、喧嘩してもすぐに仲直りしたり、
誰もが昔経験したような、小学校や中学校での友人付き合いに非常に似ていて、
リアルさを感じます。

イラっとするドジや、話の腰を折る癖で、周りがイラついているのに
それに気付かず話し続けるバーンとか、
言葉で自分の痛いところを突かれたら、腹いせに相手の肩を殴るテディ―とか、

30年以上昔の映画ですが、「自分の周りにもこんな友人がいたような。。」、
という、大人になって忘れてしまったような、懐かしい感覚がよみがえってきます。

そんな中でも、ゴーディの悩みをまるで自分のことのように考えて、
気休めの言葉ではなく本気で叱咤激励するクリスという存在が
この物語の核であり、まさにタイトル回収になっているのではないかと私は思います。

クリスのゴーディに対する言葉や行動は、
『ずっと仲良くしていたい友人が自分のそばから離れそうになると、
普通ならそれを止めたくなる感情が少しは湧いてくるものだと思いますが、
相手の本当に望んでいることを応援するために、その背中を目いっぱい押してあげる』
という、親友としての本当のやさしさを感じます。

こんな友達が欲しかった!

そんなゴーディは、4人の中では一番冷静で大人しい子供ではありますが、
物語後半で、クリスのために後先を考えない大胆な行動をとります。
そこも物語の大きな見どころです!

地元のヤバい先輩と、尊敬できない大人たちの嫌な感じのリアルさ

この映画の悪役は、主人公たちと年の離れた地元の不良集団です。
その中にはクリスとバーンの兄貴もいます。

彼らを率いるのは、不良のボスであるエース(演:キーファー・サザーランド)です。
クリスをねじ伏せて、火のついたタバコを目に近づけたり、
対向車にチキンレースを吹っかけて事故らせたり、ナイフで相手を脅したり、
家々の郵便ポストを車からバットで破壊する遊び(郵便ポスト打ち)をしたり、
まさに何をするか分からない地元のヤバい先輩感が出てます。

ちなみにクリスの兄は、目の前で弟がねじ伏せられているのに
助けもせずにヘラヘラ笑う、どうしようもない奴です。
(こんなのがうろいついている地元、絶対に嫌だ。。。。)

また、「秘密だからな!」と念を押してされた話を、
すぐに周りにバラしてしまう彼らの薄情な関係が、
主人公4人と対比されてるようにも感じます。

さらにこの映画には、尊敬できる大人が1人もいません。
友達を泥棒呼ばわりする父親、
生徒の会心を無碍にする教師、
子供を罵る廃材屋の親父などなど。(まともな大人がいない。。)

こんなすさんだ環境だからこそ4人の絆が深くなったんだろうと、強い説得力を感じます。

ちなみに、キーファー・サザーランドといえば、24シリーズの主人公である
「ジャック・バウアー」を演じていた俳優なのですが、
この映画ではひたすらにタチの悪い不良役です。

これがあの熱血ジャックの過去、と勝手に結びつけたとすると
いったい何がきっかけであんな正義の男になったのかと
あれこれその間のストーリーを想像できて、面白いかもしれません笑

美しい50年代アメリカの田舎風景と音楽

主人公たちは、目的地まで線路の上を歩いて向かうのですが、
途中の景色やシーンがとにかく美しいです!
一つ一つ切り取っても、全てが絵になってます。

4人並んで線路を歩くシーンは、一度は憧れます(絶対にやってはいけません)

4人で焚火を囲んでとりとめのない話(ディズニーのグーフィは
一体何の動物なのか議論したり、下世話な下ネタを話したり)をするシーン、
壊れた給水塔を前景に線路を歩くシーン、線路から外れて草原を走るシーンなどなど、
まるで本当に4人と一緒に旅をしているような、雰囲気を味わえます。

映画好きの間では、この映画のロケ地となったアメリカオレゴン州の田舎町が
聖地になってるようです!私も行ってみたい!

また、要所要所でかかる50年代アメリカの歌謡曲が、旅の雰囲気を盛り上げます。
中でも、テディとバーンが口ずさむ「Lollipop」が、私は一番のお気に入りです!

まとめ

私はこの映画が大好きで、何度も見ています。
DVDはもちろん、セリフが載った本も持っているほどです。(英語学習用に買いました)

私がこの映画を見て感じるのは、少年時代に本気で向き合った友達は、
本当にかけがえのない存在
であるということです。
しかし同時に、昔どんなに仲の良かった友達も
クラス替えや進学などで、簡単に移り変わっていく儚さもあるんだよ、
ということをこの映画は教えてくれます。

仲が良かった友人も、少し疎遠になっただけで簡単に、時間のように過ぎ去っていくことがあります。
誰しもが1度は経験したことがあるのではないでしょうか

ただの友情ものではなく、序盤とラストの切ない雰囲気も堪りません。

見たことのない方は、ぜひ一度見てみてください!
90分という短い時間の中に、
大人が忘れてしまった感覚がこれでもかというくらい詰まった、
本当に素晴らしい作品です。

いい映画をみて心を豊かにして、明日を生き延びましょう!
ではではまたまた!

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